School Diary

士別翔雲高校 School Diary

2年生が名寄市立名寄東中学校や探究チャレンジ上川で探究学習の発表を行いました

 本校2年生は「総合的な探究の時間」において、身の回りの課題を探究するプロセスを学んできました。1年時には自己分析を出発点として探究的な学びに関わる見方・考え方の育成、他者と協働して学ぶために必要なスキルの育成を図りました。その後2年時にかけて、各自の課題意識に基づいて探究活動のテーマ設定とグループ編成を行い、課題解決に向けたアクションを起こしました。活動を進める中で様々な気づきを得、学んだことをスライドにまとめ発表して締めくくりました。

 学級・学年の発表会を経て決定した代表グループが、12月17日(火)に名寄市立名寄東中学校にて発表活動を行いました。代表に選ばれたのは、SDGsに関心をもち、プラスチックストローが使い捨てにされている現状を何とか工夫・改善できないかと考えたグループでした。具体的には、使い捨てではなく使い終わったら食べられる素材でストローを作成してはどうかという発想から探究活動を始めましたが上手くいかず、その過程で「生分解性プラスチック」の存在を知り、課題解決には多様なアプローチの方法が存在することを肌で感じていました。

 中学生には、代表グループ以外から示されたテーマや検証方法を紹介した他、探究プロセスの一端として、身の回りの写真から課題を発見するという体験をしてもらいました。多少なりとも関心をもってもらえたように感じます。

 また、12月19日(木)には「探究チャレンジ上川」という上川管内の道立高等学校が参加するオンラインの発表会にも同じグループが代表として参加しました。残念ながら「探究チャレンジアジア」への進出はなりませんでしたが、他校の活動の様子を観ることで刺激をもらい、今後の進路活動に生かす機会になったと思います。